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shopifyのサブドメインとメールサーバーをコアサーバーで運用する

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コアサーバーは、初心者の方にはぶっちゃけちょっと難しい…

しかし、コアサーバーはリーズナブルなので、料金重視でサーバー選びたい人の有力な選択肢です。(コアサーバーの料金解説はこちら

今回は、shopifyのストアをサブドメインで運用する場合のコアサーバーのメールホスティング方法を丁寧に解説します。

shopifyをメインドメインで運用する場合のコアサーバー連携についてはこちら

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プロが教える正しい手順でストアを開設しよう。

目次

Shopifyにサブドメインを接続する

サブドメインでshopifyのサイトと接続させることからスタートです。

ドメインは、バリュードメイン(コアサーバーを提供しているドメインサービス)で管理します。

コアサーバーは30日間無料で利用できます。アカウントがない方はまず申し込みましょう。申込み方法の解説はこちら

バリュードメインでDNSを編集する

バリュードメインでDNSレコードを編集し、サブドメインをShopifyに向けます。

メニュー[ドメイン設定操作]へ

[ドメイン]→[ドメインの設定操作(登録済みドメイン一覧)]メニューに移動します。

バリュードメインのDNS設定へ

該当ドメインの[DNS/URL]アイコンをクリックします。

ShopifyのCNAMEレコードを追記
cname サブドメイン名 shops.myshopify.com.

上記CNAMEレコードを追記します。

サブドメイン名はサブドメインの部分のみを記述します。

画像例ではshop.example-shop.infoというサブドメインなので、cname shop shops.myshopify.com.となります。

shops.myshopify.comの末尾にドット.を付ける点に注意です。

DNSの変更を保存

最後に[保存]をクリックして完了します。

今後もDNSを編集しますが、[保存]のクリック忘れに注意してください。

Shopify管理画面からドメインを設定する

次に、Shopify管理画面でサブドメインの紐づけ設定をします。

Shopifyドメイン設定画面

[設定]→[ドメイン]設定画面を開き、[既存のドメインを接続する]をクリックします。

ドメイン名を指定

ドメイン名を入力して[次へ]をクリックします。

ドメイン接続前の確認

ドメイン名に誤りがなければ[接続を確認]をクリックします。

ドメイン接続完了

接続されてドメイン一覧画面が表示されます。

ドメインが設定されると自動的にSSLも設定されます。SSL設定が完了するまでは[SSL保留中]と表示されます。

設定したサブドメインはプライマリードメインとして設定されているはずです。(プライマリーでなければ変更

独自ドメインのメールアドレスを設定する

Shopifyと同一サブドメインのメールアドレスは作れません。よって、以下の2つのケースが考えられます。

  • メインドメインのメアドを使う
  • メール用サブドメインを作る

メインドメイン運用のメリットは設定が簡単なこと。

メール用サブドメインとは、Shopifyのサブドメインとは別のサブドメインを設定してメールを運用するケースです。

例えばmail.example-shop.infoといったサブドメインを用意します。

メール専用サブドメインのデメリットはメインドメインよりも設定工数が多いこと。

本記事では、メール用サブドメインの設定方法を例にしながら、メインドメインでの設定方法についても随時解説を入れていきます。

メール用サブドメインを設定する

メインドメインの場合は設定不要です。

ドメイン管理画面

[ドメイン]→[ドメイン管理]メニューを開き、[+ 新しく追加]をクリックします。

サブドメイン作成ダイアログ

[ドメイン]欄にサブドメインを入力して[作成]をクリックして完了します。その他の項目はデフォルトのままでかまいません。

サブドメインのメールアカウントを作成する

メールアカウント設定画面

[メール]→[メールアドレス設定]のメニューを開きます。

右上のドメイン・セレクトメニューから目的のドメインを選択し、[+アカウントを作成]をクリックします。

新規メールアカウント作成ダイアログ

メールアドレスを作成します。Eメールクォータはそのメールアドレスのボックス容量です。

[アカウント作成]ボタンをクリックして作成完了。

メインドメインの場合もメアドを作成します。

DNSレコードを編集する

メインドメインの場合はDNSレコードの追記は不要です。

サブドメイン用のDNSは記述がなくてもメールの送受信を行えると思いますが、今回は明示するために記述を加えます。

バリュードメインのDNS設定画面を開きます。

サブドメインのDNSレコードを追記
mx フルドメイン 10 フルドメイン
a メールのサブドメインのみ IPアドレス

MXレコードとAレコードを追記します。

MXレコードは、メール用のサブドメインをフルアドレスで記載します。ドメインの末尾にドット.を付ける点に注意です。

画像の例ではmx mail.example-shop.info. 10 mail.example-shop.info.となります。

Aレコードには、サブドメインの部分のみの名称を記述します。

IPアドレスの値はa * IPアドレスに記載されているIPアドレスと同じです。

画像の例ではa mail 163.44.176.19となります。

最後に[保存]をクリックして完了です。

SPFレコードを設定する

メインドメインはデフォルトでSPFレコードが設定されているので記述不要です。

サブドメインのSPFレコードを追記します。

サブドメインのSPFレコード

既に記載してあるSPFレコード(v=spf1の記載のあるレコード)をコピーし@サブドメイン名のみに書き換えます。

画像例ではtxt mail v=spf1 ip4:163.44.176.19 ip6:2400:8500:1301:162::19:1 include:mxr.valueserver.jp ~allです。

SPFレコードの解説はこちら

DKIM設定をする

コアサーバーの管理画面に入ります。

DKIM設定画面

[メール]→[メールアカウント設定]画面を開きます。

ドメインのセレクトメニューから目的のドメインを選び、[DKIMを有効]ボタンをクリックします。

DKIM有効化

[Success]と表示されて有効化されます。

DKIM管理画面

続いて[DKIM管理]に移動します。

ドメインのセレクトメニューから該当のドメインを選択し、DKIM情報の[鉛筆マーク]をクリックします。

DKIM編集ダイアログ

[名前]と[値]の内容をコピーします。

DKIMのTXTレコードを追記

バリュードメインのDNS設定画面に移り、DNSレコードを追記します。

txt 名前(ホスト名) 値(v=DKIM1;〜略〜)

コピーした名前の後ろにサブドメイン名をドット.で繋ぎます。(画像例:x._domainkey.mail

メインドメインの場合、コピーした名前のまま貼り付けます。(画像例:x._domainkey

半角スペースを開けてを貼り付けます。

最後に[保存]をクリックします。

DKIMレコードの解説はこちら

DMARC設定を行う

DMARCのTXTレコードを追記

DMARCには様々な内容を設定ができますが、シンプルな設定として、ひとまず以下のように記述しておけばよいでしょう。

txt 名前(ホスト名) v=DMARC1; p=none; rua=mailto:メールアドレス; ruf=mailto:メールアドレス

サブドメインの場合は、名前(ホスト名)_dmarc.サブドメイン名とします。(例:_dmarc.mail

メインドメインの場合は_dmarcのみです。

pは失敗時のポリシーを定め、none, quarantine, rejectのいずれかで定義しますが、最初はnoneから始めるのが一般的です。

ruaは集約レポートの送付、rufは失敗レポートの送付を意味し、それぞれ送付先となるメールアドレスを記述します。(省略可)

DNSレコード編集の保存ボタン

DNS変更時は[保存]のクリックを忘れずに。

DMARCレコードの解説はこちら

Shopifyの通知メールをサブドメインのメールアドレスから送信する

注文通知などShopifyのシステムから自動で送信されるメールを、自分のドメインから送信されるように設定することができます。

※この設定は無料プラン中はできません。月額1ドルの有料プランに申し込んでから行ってください。

shopify通知設定画面
  1. Shopify管理画面[設定]→[通知]
  2. [差出人メールアドレス]に独自ドメインのメールアドレスを入力して変更を保存
  3. 送られてくるメールアドレスを認証
  4. [差出人メールアドレス]下部[ドメインを認証]テキストをクリック
  5. ドメイン認証用レコードをコピー
  6. ドメイン/サーバー管理画面でDNSレコードを追記
  7. Shopifyにて[ドメインを認証する]をクリック

以下はコアサーバーの操作説明です。

CNAMEレコードを追記

バリュードメインのDNS設定画面を開き、Shopifyで発行されたDNSレコード(ホスト名・値)をコピーして貼り付けます。

cname ホスト名 値

上記形式で4つのレコードを追記します。

コピーした[値]の末尾にドット.を付けてemail.myshopify.com.と記述するので注意です。

まとめて設定する

サブドメインでShopifyを運用する時のドメイン・メールサーバー設定をまとめて行うならば、次の手順を試してみてください。上手く行かない時は一つずつ行ってください。

スクロールできます
設定場所操作(サブドメインのメール)操作(メインドメインのメール)
コアサーバーメール用サブドメインの作成
メールアドレス作成メールアドレス作成
DKIM有効化DKIM有効化
バリュードメインcname www shops.myshopify.com.追記cname www shops.myshopify.com.追記
mx サブドメイン(フル) 10 サブドメイン(フル)追記
a メールのサブドメインのみ IPアドレス追記
SPFレコード追記
DKIMレコード追記DKIMレコード追記
DMARCレコード追記DMARCレコード追記
Shopifyドメイン接続ドメイン接続
メール認証メール認証
バリュードメインドメイン認証用CNAMEレコードを追記ドメイン認証用CNAMEレコードを追記
Shopifyドメイン認証/反映待ちドメイン認証/反映待ち
メーラードメイン・メールのテストドメイン・メールのテスト
Shopify通知メールのテスト通知メールのテスト

この記事はshopifyをサブドメインで運用する場合の設定です。shopifyをメインドメインで運用する場合のコアサーバー連携についてはこちら

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